沖縄のお酒11選|定番からお土産・飲み方まで完全ガイド
沖縄には泡盛以外にも、地元沖縄で醸造されたクラフトビールや南国らしさ溢れるフルーツリキュール、変わり種のお酒まで幅広い種類が揃います。 本記事では、定番からお土産に人気の商品まで、沖縄のお酒を大特集。おいしい飲み方も紹介します。沖縄のお酒をもっと知りたい方はぜひ、ご一読ください。
定番&特徴を紹介

出典:photoAC
沖縄には独自の気候や文化背景から、他の地域とはひと味違う個性的なお酒が揃います。なかでも有名なのが、オリオンビールや泡盛ですが、それ以外にも南国らしいフルーツリキュールや珍しい地酒がたくさん!ここでは、沖縄を代表するお酒の種類とそれぞれの魅力を紹介します。
※お酒は20歳になってから。
オリオンビールは、1957年に創業(※)した沖縄発のビールブランド。「オリオン ザ・ドラフト」「オリオン75ビール」「サザンスター」など、南国の暑さに似合う、スッキリとしたのど越しと爽快な飲み口が特徴の商品が揃います。
軽くて飲みやすいものが多いため、ビールが苦手な方でも挑戦しやすく、沖縄料理とも好相性。県民だけでなく観光客にも人気があり、定番のお土産として旅の思い出を彩ってくれます。
※「オリオンビール公式HP」参照

強い日差しと海風の中で楽しむ沖縄のクラフトビールは、喉越しの軽やかさや爽快感が特徴。中でもラガーやフルーツを使ったスタイルが人気です。 また、地元産のシークヮーサーやパイナップル、黒糖など、沖縄ならではの食材を取り入れることもあり、地域性豊かな味わいを楽しめるものもあります。 ブルワリーは那覇や北谷を中心に点在し、観光と合わせて楽しめるのも大きな特徴。ビールを通じて沖縄の自然・食文化・人の温かさを感じられます。
沖縄を代表する地酒、泡盛。500年以上の歴史を持つ日本最古の蒸留酒ともいわれています。タイ米(インディカ米)を黒麹で発酵させて単式蒸留し、熟成させることで独特の香りと奥深い味わいを生み出しているのが特徴。
3年以上熟成された「古酒(クース)」は、まろやかで深みのある風味が魅力です。年月を重ねるほどに香りと味に複雑さが増し、時間をかけて楽しめるのがポイント。
アルコール度数は25度前後が一般的ですが、なかには40度以上の泡盛もあります。水割り、お湯割り、炭酸割りなど、さまざまな飲み方で堪能してみてください。
沖縄の変わり種地酒といえば、ハブ酒。その名の通り、毒蛇のハブを丸ごと泡盛に漬け込んだ薬用酒で、強烈なビジュアルが目を引きます。見た目のインパクトはあるものの、古くから滋養強壮や疲労回復のために親しまれているのがポイント。
独特の風味とハーブの香りが特徴で、他のリキュールとは一線を画す風味を楽しめるのが魅力。アルコール度数は30~35度程度です。ストレート・ロック・お湯割りなど、薬酒的に味わうのが一般的。
沖縄には、現地でしか手に入らないお酒や、島限定で製造されている希少な銘柄もあります。「COR COR(コルコル)」を筆頭とする、離島で造られる個性派地酒や、空港・道の駅・アンテナショップ限定のお酒、古酒(クース)のプレミアムボトル、県内限定流通の缶チューハイ・クラフト系アルコールなどなど。
これらは通販では扱われていないものも多く、まさに一期一会の出会いを楽しめます。お土産用としてはもちろん、自分用に購入して旅の余韻に浸るのも素敵。現地で見かけたら、迷わずゲットするのがおすすめです。
定番から変わり種まで、おすすめの沖縄のお酒をピックアップ。豊富なラインナップから、お気に入りを見つけてみてください。
沖縄のやちむんの故郷・那覇市壺屋に拠点を構える「MAHOWBREW」。やちむんが持つ大胆さと繊細さ、そして力強さをビールに重ね、徹底的な品質へのこだわりを大切にしています。
沖縄の風土や人々に寄り添うビールづくりを目指し、メキシカンラガー、塩味と酸味が特徴のゴーゼ、ホップの個性を楽しむIPAなど多彩なスタイルを展開。あえて定番を設けず、訪れるたびに新しい味わいと出会えるビールセットです。
・首里の嵐(シトラスホップエール)
・首里レッド(アンバーエール)
・ヘーフェヴァイツェン ヘル Hefe Weizen Hell
・ピルスナー Pilsner
・アルト ALT
沖縄・首里の地で、ドイツ人ブルワーが伝統と情熱を込めて醸す本格ジャーマンスタイルのクラフトビール。ドイツの「ビール純粋令(ラインハイツゲボート)」に忠実に従い、使用する原材料は「麦芽」「ホップ」「酵母」「水」のみと徹底しています。麦芽率100%で仕上げたピュアな味わいが魅力。
そんなこだわりの一品、6種の味を飲み比べできる贅沢なセット。味の違いをじっくりと比較できます。
・Hefeweizen ヘーフェヴァイツェン
・Irish Red アイリッシュレッドエール
・British Aleブリティッシュエール
・Hazy IPA ヘイジーIPA
・Black IPA ブラックIPA
・Newzealand Pilsner ニュージーランドピルスナー
島国ブルワリーのスタンダードビールは、柑橘の香りと爽やかな飲み口が特徴の「Golden Ale」、バナナやバニラのようなフルーティーさが広がる小麦ビール「Hefeweizen」、ロースト麦芽の香ばしさと甘みが引き立つまろやかな「British Ale」を筆頭に、沖縄の気候や食に寄り添う個性豊かな名品揃い。
それぞれの魅力がしっかり表現されているので、気になるスタイルからぜひ試してみてください。
・CITRA FRANKY シトラ フランキー
・PINEAPPLE DIGGER パイナップル ディガー
・おまかせ3本セット
CLIFF GARO BREWINGは、沖縄県中部の沖縄市高原に拠点を置く、地域に根ざしたビールづくりを行うマイクロブルワリー。季節ごとに変わる限定ビールや、アメリカンスタイルの豊かな風味が特徴のヘイジーIPAをはじめ、多彩なスタイルのオリジナルビールを楽しめます。
クラフトビールセットは、定番の3種類に加えて、醸造所セレクトの「おまかせ3本」が楽しめる、充実の6本セット。ラベルには画家かつデザイナーでもある宮城クリフさんが手がけており、物語が込められたラベルアートが魅力です。開けてみるまで分からないワクワク感がたまらない!届いたその日にちょっとしたビールテイスティング気分を味わえます。

沖縄・小浜島ならではの黒糖の個性と酵母・製法の進化を見事に融合させた、贅沢で魅惑的な一品。
時間とともに広がる甘さや香ばしさ、フローラルな印象とミルキーさの余韻が後を引きます。ひと口ごとにさまざまな表情を見せてくれるのが特徴。ラム愛好家だけでなく、特別な1本を求める方へのギフトにもおすすめです。
酵母と発酵技術に磨きをかけた進化系ラム。沖縄の自然とクラフトの融合を体現した一品です。 トップからミドルノートにかけて、芳醇かつ華やかな香りが広がるのがポイント。滑らかな口当たりとともに、ほのかな乳製品飲料を想起させる余韻が続きます。
沖縄の神話や島の自然を思わせる美しいボトルも魅力的。ラム初心者さんから愛好家まで幅広い層にイチオシです。
沖縄・石垣島産糖蜜を100%使用したラム。地域の持続性と伝統を体現した一品です。 おすすめは、炭酸割りで楽しむ「島ラムハイ」。スッキリとしたのど越しでコクや旨味があり、ほんのり甘みも感じられます。日常の晩酌にはもちろん、特別な席のギフトにも最適。
沖縄の自然とその土地の素材、蔵の熟成哲学が反映された趣のある日本製ラム。独自の設計で、他にはない歴史的な味わいを実現しています。 時間とともに変化し引き立つ、干しブドウと黒糖を想起させる甘い香りが魅惑的。透明感のある後味と上質な熟成感が余韻を包み込みます。記念品としてぜひ、お迎えしたい一品。
沖縄・宮古島産サトウキビの糖蜜を100%使用。島の自然・歴史・文化を表現した、自由なクラフトラムです。
黒糖の深い甘みと、ナッツやキャラメルのようなほのかな香ばしさを感じられるのが特徴。ストレートやロックで飲んでも心地よい透明感があり、ゆっくりと味の移り変わりを楽しめます。アルコール度数40度のバランスのよい構成で、初めてのクラフトラムにもイチオシ。

泡盛文化と沖縄県産ボタニカルを融合させた、ユニークなクラフトジン。透明感も感じられる後味で、奥深いコクとスパイシーさがじっくりと余韻に残ります。
高い度数ながら重さを感じさせない設計で、ジン好きはもちろん、泡盛ファンやスピリッツ初心者さんにもおすすめできる一品。沖縄の風土と職人技を存分に感じられます。
ユニークかつ洗練されたクラフトジン。南国素材の爽やかさや苦み、甘みの絶妙なバランスを楽しめる一品です。
泡盛ベースの軽やかな香りの奥に、ジュニパーの清涼感を感じられるのが特徴。軽やかで繊細ながらもどこか複雑で、刺激的な余韻が心地よく残ります。ストレート・ロック・ショットなどで、まずはそのままじっくり味わうのもおすすめ。
宮古島の豊かな自然のなかで誕生したこだわりのジン。スパイシーなボタニカルで香り付けされており、飲んだ後に黒胡椒のスパイス感と甘い余韻を感じられるのが特徴です。
香り高く華やかな味わいは、サラダやお肉料理、バケットなどさまざまな料理と好相性。ロックやストレート、あるいはカクテルにするなど、お好みのスタイルで食事との見事なペアリングを嗜めます。

沖縄のお酒は種類が豊富なだけでなく、飲み方によって味や香りが変化するのも魅力のひとつ。それぞれのお酒に合った楽しみ方を知ることで、さらにおいしく、奥深く味わえます。
沖縄の伝統酒である泡盛は、飲み方のバリエーションが豊富。アルコール度数は高めですが、味わい方によっては初心者さんでも楽しめます。
【基本の飲み方】
・ストレート:香りと風味をダイレクトに味わいたい方におすすめ
・ロック:氷でゆっくり溶かしながら、味の変化を楽しめるのが魅力
・水割り(1:2~1:3):スッキリと軽くなり、飲みやすくなる
・お湯割り:香りが立ち、身体も温まる
上記以外にも、シークヮーサー割りやコーヒー割りなどで、通な飲み方を堪能するのも一案。
ほんのひと手間で、いつものビールや缶チューハイが南国リゾート風に早変わり!沖縄の素材を活かしたアレンジで旅気分を満喫しましょう。
【ビールのおすすめアレンジ】
・オリオンビール×ライム:爽やかさとキレが格段に高まる
・オリオンビール×泡盛:パンチの効いた通好みの1杯
【チューハイのおすすめアレンジ】
・シークヮーサー果汁をちょい足し:酸味が加わって後味がスッキリする
・グラスの縁に塩をつけて塩チューハイ風:甘さのなかに塩気が効いたメリハリのある味わい
・冷凍パイナップル、マンゴーを氷代わりにする:溶けるほどにフルーティーな香りと味わいが広がる
沖縄のお酒をもっと自分らしく楽しみたい方はぜひ、試してみてください。
シークヮーサーやマンゴー、紅芋などを使用したフルーツリキュールは、甘くて飲みやすく、食後酒やパーティー酒としても人気です。
【おすすめの飲み方】
・ソーダ割り(1:1~1:2):爽快感が強まり、甘さが軽やかになる
・ロック/ストレート:濃厚な味わいをそのまま堪能したい方にイチオシ
・ミルク割り(紅芋系):まろやかさが加わり、デザート感覚で楽しめるリハリのある味わい
・バニラアイスにかけて:いつものアイスが大人のおしゃれスイーツに変身
ホームパーティーでカクテル風に、デザートタイムの1杯になどさまざまなシーンにマッチ。お風呂上がりのリラックスタイムに嗜むのもよいでしょう。
A. オリオンビール・泡盛・泡盛ベースのリキュール・沖縄限定チューハイなど、コンビニでも買える沖縄のお酒はたくさんあります。
オリオンビールは、ほぼどこのコンビニでも購入可能(※)。また沖縄素材の缶チューハイブランド「WATTA(ワッタ)」も、コンビニで入手できる(※)人気シリーズ。小瓶サイズの泡盛や梅酒、ご当地のコラボ商品に出会えることもあります。
※取り扱いは店舗によって異なります。
A.泡盛以外なら、 オリオンビール・ラム酒・リキュール類などもおすすめです。
地元で人気なオリオンビールは、軽くて飲みやすいのが特徴。季節限定缶やプレミアム商品もあり、飲み比べも楽しめます。 フルーツの香りと甘さが上品な「WATTA(ワッタ)」シリーズや、サトウキビを原料にしたクラフトラム、「COR COR(コルコル)」も注目の1本。他にも南国感たっぷりなリキュール類など、泡盛以外にも沖縄らしさを感じられるお酒はたくさんあります。
A. 沖縄のお酒に関連したノンアル飲料もあります。
「オリオン クリアフリー」は、オリオンビールのノンアルコールタイプ。アルコールは含まれていないものの、ビールの風味がしっかり再現されています。 また、沖縄県内のバーやカフェでは、シークヮーサーなどを使用したノンアルコールカクテルを提供しているところも。お酒が飲めない方や休肝日でも沖縄気分を楽しみたい方におすすめです。

出典:photoAC
沖縄のお酒といえば泡盛が思い浮かびますが、地元の人々に愛されるオリオンビールや、沖縄素材を使用した缶チューハイ、紅芋梅酒から南国フルーツのリキュールまで、泡盛以外にも魅力的な地酒がたくさんあります。
飲み方のアレンジも含めて、沖縄ならではの楽しみ方が広がる地酒の世界。旅の記念に、あるいは自宅で南国気分を味わうために、お気に入りの商品を見つけてみてください。

沖縄の旬の情報や、生産者・つくり手の想いなど、沖縄を拠点とする私たちならではの視点で
沖縄の魅力を紹介しています。
他では知れない「沖縄のいいもの」を読み物としてお楽しみください。